あの有名な歌にも出てくる天城、その土地に井上誠一が設計したコースが大自然を生かしたダイナミックなコースが待ち構えています。
伊豆半島のほぼ真ん中に位置する天城高原ゴルフコースは、最寄りのインターチェンジの表記は伊豆スカイラインの天城高原料金所となっています。伊豆方面に行ったことがある人なら聞いたことがある伊豆スカイラインは、熱海峠から伊豆半島を南北に縦断する有料道路です。山の尾根などを通るので道中の景色は最高、相模湾や駿河湾そして富士山を眺めながらの運転は格別。途中に休憩のできる駐車場もあるので、そこでゆっくりと景色を楽しむこともできます。その終点となる天城高原料金所から約10㎞のところにあるのがこちらのコース。もちろん伊東方面や沼津方面からも国道を利用して行くことも可能です。
コースは海抜1000メートルと高原コースです。夏場でも涼しく快適にプレーができます。設計は数々の名コースを手掛けたあの井上誠一。設計したコースの一覧を見ると、東日本を中心に東京よみうりカントリークラブや霞が関カンツリー倶楽部、大利根カンツリークラブなど、トーナメントでお馴染みの誰もが知っているコース名ばかりです。西日本でもビジター予約が取れないような名門コースの設計を行っています。コースは全体的にフラットながらもホールによってはアップダウンもあります。初心者にとってもバンカーの数が少なく、ホールによっては１つしかないところもあり、優しいコースというイメージ。高原コースならではの特長として、フェアウェイの芝が洋芝となっており、日本のゴルフ場で多く使用されている高麗芝とは違うため、アイアンの技術は問われそうです。また海抜1000mということで、気圧が低いためボールが通常より飛ぶという話もあり、初めのホールでいつもの距離と違うかもしれません。カートにはGPSナビが搭載されているため、アップダウンによる距離感など苦戦するところを助けてくれます。
天城高原ゴルフコースは伊豆半島の一番高いところに位置するため、絶景をみながらプレーすることができます。それは初めのホールのティーグランドから見られるので圧巻です。伊豆半島の位置は富士山と東西は海という珍しいロケーション。富士山が見えたとおもいきや、同時に半島を囲むように広がる太平洋の海も見ることができます。富士山にいたっては少し上から見るような景色になるので、御殿場付近で見られる巨大な山という印象に比べて小さく見えますが、頂上からすそ野まできれいに見え独立峰の美しさを実感します。霊峰富士の別の顔を見た気がします。また半島のため東西は海がすぐそこにあり、行き交う船や青い海がほぼ毎ホール目に入ってきます。富士山と海がこれほど近くに見えるのは伊豆半島にしかない風景なのではないでしょうか。
ゴルフ場からすぐのところにあるホテルハーヴェスト天城高原は、伊豆半島で最も標高が高いところにあるリゾートホテルです。客室からの眺めもよく伊豆半島全体を見渡すことができるためずっと見ていられます。またホテル内にある展望温泉大浴場からも絶景をのぞむことができ、富士山を見ながらの入浴は最高です。ホテルの敷地内には泊まるだけではなくテニスコートやパターゴルフ、あまぎスカイアドベンチャーという本格的なアスレチックもあり、家族で楽しむことができます。またペット同伴での宿泊プランもあります。リゾートホテルのため施設もおもてなしも最高のため、ここへ来るなら宿泊ゴルフを楽しみたくなるでしょう。
ゴルフの帰りはすぐ高速道路に乗って並走する車をひたすら見ながら疲労感と眠気と戦いながら家路につく、そんなことが多いかと思います。しかし天城高原ゴルフコースの帰り道はひと味違います。
海抜1000メートルの高原で絶景を楽しんだ後、東京方面へ向かう方の多くは伊豆スカイラインを利用するかと思います。こちらを通れば信号なしで熱海、箱根方面へ出ることができます。行きは富士山に背を向けて伊豆半島の山の中に入っていくため景色になりますが帰りは一変、疲れているはずの帰路にも絶景が待ってくれています。伊豆スカイラインの天城高原インターチェンジから北上する形でしばらくすると目の前の視界が開けた感じになり富士山が現れます。この富士山がずっと見えているため曲がりくねった山道も疲労感を感じなくさせてくれます。コースを回っている時と同様に眼下には海とすそ野が広がっています。伊豆スカイラインの途中には車を止めて休憩できるところがあるためゆっくりしながら帰るものいいかもしれません。
静岡県の伊豆は東京や横浜からも人気のあるリゾートです。リゾートと言えば飛行機で何時間もかけていくといったイメージですが。天城高原ゴルフコースなら近いリゾートとして最高の景色を楽しむことができます。
