栃木県那須郡にあるジュンクラシックカントリークラブ。栃木県の宇都宮から北側にある那須郡は自然豊かなところです。車で行くと東北自動車道矢板インターチェンジ21キロと少し遠い印象ですが、高速を降りてからの一般道は比較的スムーズに行けるので、それほどストレスにはならないはずです。鉄道で行くとJR氏家駅から発着しているクラブバスを利用することができます。東京からは新幹線に乗り宇都宮経由で氏家駅まで行けるので意外とアクセスは良いところです。
設計者はゴルファーがラウンドで必ずと言っていいほど使用するサンドウェッジの考案者であるジーン・サラゼン。コースは18ホールとなっていますが、椿ルート・山吹ルートと２つのルートがコースガイドに記載されており、それぞれで全長が異なります。コースは横幅が広く隣のコースと隣接するところもOB杭や黄杭もほとんどありません。贅沢なくらいの敷地の中でラウンドができます。アップダウンがある為、ティーショットの打ち下ろし、グリーンへの打ち上げがある高低差を考慮したショットが求められます。ブラインドホールもあるためカートに搭載されたGPSナビを活用してマネージメントが必要です。左右に曲げた場合でもあまり木々が生い茂ってない為、フェアウェイへのレイアップも比較的簡単です。バンカーはありますが、数も少なく、面積の狭いグリーン周りでのアプローチ時でもプレッシャーになりません。ただ狭いながらも顎が高いバンカーとなっているため入れた時は厄介な存在です。グリーン周りは砲台グリーンになっているところもあり、芝がしっかり刈り込まれているタイミングで行くとボールが転げ落ちてしまうといった難しさもあります。グリーン自体はホールによっては面積が大きく２段になっているホールもあるので苦しむこともあります。日々変わるグリーンスピードをチェックしながらの攻略が必要です。そして何よりレディースティはレギュラーティからかなり前にあり女性には非常に優しいコースとなっています。
西洋風のクラブハウスは他のゴルフ場とは一味も二味も違う演出されて空間となっています。なにかとおしゃれなクラブハウスは是非見てみたいものです。一つ一つがコンパクトな建物になっています。クラブハウスの周辺に宿泊施設もあったり、女性ロッカーは受付のクラブハウスと違うセカンドハウスという建物があったりと、少し違った導線がジュンクラに来たという気分にさせてくれます。プレー前の練習には280ヤードあるドライビングレンジ、アプローチ練習場もあるので早く着き過ぎても良い時間が過ごせるはずです。他のゴルフ場にはないものがあり見越えた十分です。プレー後のお風呂も水風呂から露天風呂もあり、ヤクルトも置いていてシューズクリーニングのサービスもあります。
レストランはなんと二つあり日によって洋食メニューを中心とした「レストランベビーフェイス」、和風メニューを中心とした「お食事処田舎家」と営業しているレストランが日に変わっています。建物もおしゃれそのもの、こんなところはなかなかありません。今日はどちらでランチなのか楽しみになります。メニューも映えるおしゃれなものばかり、ドリンクバーもありサービスも充実しています。ドリンクバーに関してはコースの途中にもあるというのは驚き、未来永劫続けてほしいサービスです。
ジュンクラシックと聞いて関東圏以外のゴルファーもなんとなく耳にしたことがあるのではないでしょうか。同じ栃木県にあるロペ倶楽部の名前と共に有名なJUN＆ROPEというゴルフブランド商品が全国で展開されておりゴルファーの中では知る人ぞ知る存在となっています。クラブハウスでもショップはありますので購入が可能です。
栃木県と言えば日光や那須といった観光スポットもありジュンクラに来たら宿泊したくなるはずです。ゴルフ場のホームページの宿泊のところを見ると和風ロッジ、洋風ホテルそしてコテージといくつもの種類の宿泊施設があり、非日常を味わえる空間が来訪者の疲れを癒してくれます。また姉妹コースのロペ倶楽部も近くにあるため１泊２ラウンドといったスケジュールも楽しめます。もっと非日常を味わいたい方にはヘリコプター送迎をお勧めします。都内から高速道路の渋滞はもちろんのこと上空からの景色を楽しみながらゴルフ場へ行く、こんな非日常を味わえるサービスとなっています。
