東名高速道路の御殿場インターチェンジから15㎞。富士山の丁度東側、少し行くと有名観光地の山中湖がありロケーションは最高です。中央自動車道では須走インターチェンジから1分のところにあります。季節によっては遠くからでも見える富士山。このコースに行く道中からどんどんと近づいてくる富士山を見ると、いつものゴルフ以上にテンションが上がってきます。そして着いたところは目の前が富士山という非日常的景観。季節によっては山肌がくっきりと見えて富士登山をしている人の姿が見えそうなくらいの近さです。
そんなロケーションの富士篭坂36ゴルフクラブは富士高原ゴルフコースと篭坂ゴルフクラブが改修され現在のコース名となっています。コースはもちろんのことクラブハウスやお風呂からも富士山をみることができ一日中その景色に魅了されます。
コースは文字通り36ホール。富士コースはアウトとインでの距離の違い大きく一筋縄ではいきません。距離の長いアウトコースは豪快さが。グリーン難しいインコースはテクニカルな要素がゴルファーに求められます。こういったコースだと前半と後半で対照的なスコアになるかもしれません。1番ホールは距離の長いパー4ですが、富士山に向かって思いっきり飛ばすことができます。また林間コースということもあり、左右の木々のプレッシャーを感じることがありますが、美しく並んで木々を見ながらのプレーも最高です。グリーンは富士山の麓特有の芝目がほとんどないということもあって傾斜をしっかりと見極める必要がありそうです。
篭坂コースは標高が850メートルから900メートルに位置しており、篭坂峠の地形を利用したアップダウンのあるコースです。そのため傾斜からのショットが多くなります。フラットなホールもありますが、左右が狭くなっていたりフェアウェイ上の木やバンカーの配置が絶妙なため、ティショットも神経を使います。時にはドライバーを使わないなど距離を調整したコースマネージメントが要求されます。そんな中でほとんどのホールでピンが見えている状態なので、どの方向へ打てば良いかという狙い所は定めやすいでしょう。左右は赤松でその趣ある木々が非日常感を醸し出しています。グリーンは傾斜がきついためグリーンスピードが速い時の難易度は高まり、一度グリーンに乗ったボールが止まってくれないといったことも起きるのでボールをどこに落とすかも攻略のカギとなります。また１グリーンで面積が大きいのと2段グリーンや3段グリーンに近い形状のものもあるグリーンオンしたとしても油断はできません。しかしこんなグリーンを攻略した時の自信は大きくなることでしょう。
なによりも富士山を常に見ながらのプレーはいつもスコアを気にしながらのゴルフに加え景色を思う存分たのしめる、どこよりも非日常を味わえるロケーションとなっています。
富士山を目の前にしてテラス席もあるレストラン、メニューは他のコースに比べると豊富で思わず迷ってしまいます。定番のものからイタリア風パニーニまでボリュームたっぷりのものからヘルシーな料理が揃っています。朝食メニューにもふわふわのフレンチトーストがあったり早めに到着して富士山を眺めながらゆったりとした時間を楽しめます。
会員権は篭坂コース限定のものや富士コースでも使える36ホール会員があります。また全日から平日のみのものが個人会員と4名で使えるグループ会員まで用意。会員権となると100万円以上の入会金と年会費まで必要となりちょっと手が出せないなという人もいるでしょう。そんな人には富士コース限定の年次会員制度もあります。こちら年会費66,000円(取材時)を支払うだけなのでお手頃価格となっています。36ホールあるのと四季折々で表情を変化させる富士山を年中見ることができるこちらのコースなら1年中飽きることなく楽しめるはずです。
富士山の真横でのゴルフができたらやっぱり観光もしたいところです。帰路が都心に向かうルートはどうしても渋滞になることが多いはずです。それならいっそのことゆっくりと帰ればいいと思うことでしょう。東名高速御殿場インターチェンジを使うならやはりアウトレットでの買い物。そして更には富士五胡の一つである山中湖の景色も見たいところです。日程に余裕があれば36ホールあるこのコースを楽しむのもよし、富士山周辺をじっくりと観光やゴルフ場もいくつかあるのでしっかりと満喫するスケジュールも組んでもいいかと思います。他では味わえない風景があるもの富士山周辺ならではです。
